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愛するペットを看取る時、後悔しないために~中編~

いよいよペット霊園へ

 

個別立ち合い火葬という事もあり

玄関先で出迎えていただきました。

 

これからの火葬の全体の流れの説明が

されるので、その間は遺体は祭壇の前に

安置されます。

 

説明が終わると早速火葬のための準備が

行われます。

 

キレイなお花で飾ってペットを送り出す準備を

 

料金プランに含まれている「ゆりかごセット」

に猫をそっと移します。

スタッフさんがやってもくれますが、

私は二度目の時は自分の手で移しました。

 

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サテンのブランケットを身体の上にそっと掛けてあげます

 

この時、渡された念珠を猫の

手に掛けます。

 

その小さな小さな愛猫の手に合う

サイズの念珠を掛けると、

なぜか とても穏やかに見えて

思わず涙があふれ出しました。

 

そして持参した沢山のお花たちで

周りをキレイに飾り付けをしました。

 

フクの場合、白血病末期は

キャットフードやおやつも

満足に食べられなかったので、

天国でたくさん食べてね、と

紙の可愛い容器に入れたフードも

持たせてあげました。

 

いつも猫キックしたり、放り投げて

遊んでいたぬいぐるみも

お供させました。

寂しくないようにね…

 

さて、いよいよ時間が迫ってきました。

 

今まで共に過ごしてきて

見慣れたその生身の姿は、もう

二度と見ることができないのです。

 

愛猫の毛の色や柄、小さな手や

可愛らしい肉球、しっぽ…

 

私は前の晩、フクに“ごめんね!”と

言いながら体毛をほんの少し

ハサミでカットしてしまいました。

 

お守りとして、いつもそばに居たい

気持ちで…

生前はいつもフクは ひとりぼっちで

お留守番して寂しい思いをずっと

させてしまったので…

 

でもこの行為はその人それぞれ

考え方がちがうと思うので

あくまで私がそうしたかっただけです。

 

残されたわずかな時間、

ずーっと話しかけていました。

 

「フク…病院嫌いなのに何度も何度も

連れて行ってごめんね。

注射もたくさん痛い目に合わせてホント

辛かったね…

 

私が薬の飲ませ方ヘタクソで

フクにいっぱいきつい思いさせちゃったね…

 

ごめんね、フク…

でもね、フク、我が家に来て私といっしょに

過ごしてくれてありがとうね。

大好きだよフク…

ありがとう ありがとう

・・・やだよ お別れなんて…お別れなんて…」

 

スタッフさんは時間を気にする私に

優しく大丈夫ですよ。と言ってくれました。

私があまりにも泣くから 少しもらい泣き

しておられました。

 

あ~また思い出して泣いてる私 (苦笑)

 

火葬場に移動する前に

祭壇の前でお線香をあげお参りします。

 

そして、火葬場に移動してきました。

 

お別れの時、愛するペットへ手紙を読み上げる

フクの生身の姿を見る

最後の時がきてしまいました。

 

スタッフさんに許可を得て

フクの写真を飾らせてもらい

さらに時間をいただき、

フクへの手紙を読み上げました。

(手紙の内容は過去の記事で!)

 

溢れる涙をぬぐう事なく

時に声にならない状況になろうと

するのを必死にこらえ、フクに届くよう

精一杯声を出しました。

 

読み終えると、一呼吸おいて

「これより〇〇フクちゃんの火葬を

執り行わせていただきます。」

 

最期に手を合わせフクのその姿を

目に焼き付けようと必死な私…

何度も何度も

フクの名を呼び続けながら…

身体をさすりながら

おでこに口づけをした

 

そして、もう私の手の届かない暗い場所へ…

 

重苦しい金属音が静まり返った空間に

鳴り響き扉が閉まる…

その音が身にしみるほど…

 

「フク、ありがとう…

フク、大好きだよ…

フクちゃん、ありがとう、ありがとう。」

 

ダビに付されるまでは小一時間です。

 

待つ間、私は泣き疲れ、自家用車の中で

シートを倒して横になりました。

 

 

 </p>

 

本を読むことがペットロス脱却への道かも

 

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愛猫フクを白血病で失って、

時折顔を出すペットロスのため、

ふとした時泣き出すと自己嫌悪に

なる自分に振り回される時もしばしば。

 

そんな中、昨年から視聴するように

なったYouTubeチャンネル

「一月万冊」にドハマり状態!

 

もともと時事ネタが好きなこともあり

毎晩遅い晩御飯を作りながらの視聴

 

仕事から帰って小腹がすいた時は

チョコレートやチーズと、ほんのわずかな

安物赤ワインを口にしながらご飯を作る

のが日課になりました。

 

そこに一月万冊が加わり、これが

まあいいんです…(笑)

 

政治以外の話題の時も

自分が知らない世界を知ることができる上に

お堅い話ばかりでもなく笑えるので

そこがいいんです!

 

ふざけたり、アニメや映画のストーリーに

例えたり、歴史上の人物に例えて

話を展開したりと。

 

個人的には 本間龍さんの五輪の

インパールネタが好きです!

まぁ、怖い話なんですがね。

 

コーヒーなど飲みながらとか、

リラックスした感じも好きです。

 

仕事もずいぶん前から行き詰った状態の上

コロナ禍のストレス、ペットロスと

親の介護などでネガティヴ発動してしまう

自分にうんざりしてしまう。

 

そんな時始めたのが「読書!」

 

二十代の頃はミステリー小説が

好きで読んでましたが、

三十代になる頃、田原総一朗さんの

番組「サンデープロジェクト」、

朝まで生テレビ」を視聴するようになり

政治に興味が沸き、そちらの分野の

著書も時々買って読んでました。

 

でも、頭が悪い私には意味がよく

分からないことが多かったよーな…

 

朝まで生テレビを視ていた時、

田原さんが専門家の方の発した言葉について

こんなやり取りが印象に残っています。

 

ちょっと待って!僕は頭悪いから

分からない

可処分所得って何?分かるように説明して!」

 

それでもって専門家の方が分かり易く話して

くれたことで、可処分所得というのを

覚えました。

 

田原さんはご自分は分かっていても

視聴者で私のような人間でも

理解できるような物言いをされたんだと

勝手にそう思い込んで当時とても

関心したことを覚えています。

 

私が政治に興味を持ったのは

田原さんの番組を視るように

なったからです。

 

専門用語ばかりが飛び交う議論は

私にとっては退屈です。

 

一月万冊の場合も、今日初めて

視聴する人にも分かるように

冒頭に内容を説明する時間も設けてあるので

親切だな~と思います。

 

番組内で本の紹介をされ、

この番組の最後に必ず

「今日も読書!」と言われます。

 

そう言えばここ何年も本とか

読んでなかったなぁ~…

 

愛猫フクを保護してからは特に

毎日があっという間に過ぎていき

好きな映画やサッカーの試合

政治の討論番組もほとんど視なく

なっていた。というかテレビを

長時間視ないというか視れないと

いうか…

 

猫と部屋で共同生活していたため

本など読もうものなら

猫パンチしたり、ニャーニャー

言って邪魔されるに決まっているし

相手しないと本を噛みちぎって

構って攻撃されそうだから!

 

カレンダーも噛みちぎられたし!

 

スマホやPC扱うだけで怒られてた!

 

あ~ぁ…今となれば、いい思い出…

 

ご飯早くちょうだいのフクの

得意のパフォーマンスは

爪とぎしたダンボールのクズを

わざと口に入れることでした (笑)

そうやって 気を引きおねだりする

とても甘えん坊フクちゃんだった。

 

思い入れも強かった分、

簡単には忘れられない…。

 

一月万冊の 「今日も読書!」の

言葉を聞いてる内に、

今なら読書をする時間も取れるから

読書始めようと決心しました。

 

色々な本を読んでるうちに

自分の内面に何か変化が起きる

かもしれない…

 

その先には長年自分を苦しめてきた

自己嫌悪やネガティヴ思考が故、

心が疲れてしまう負のスパイラル…

 

そんな自分自身が作り出したモンスターを

退治することか出来るかもしれない…

 

そう思うようになってきました。

 

それが実現出来れば、

気がついた時には ペットロスも

克服している…

 

そんな自分がそこに居たらいいな…。

 しかも、知識も増えて一石二鳥だぁ~!

 

一月万冊のメンバー

安冨歩さんの著書も買って読んだりもした。

 

"脱 ペットロス " に向かって

読書頑張ろう!

 

それにしても、田原さんが現役で

なくなったらズバズバと

議員さんらに物言える人って

いるのだろうか…?

 

ネット番組以外で。

 

愛するペットを看取る時、後悔しないために ~前編~

 

愛するペットを失った直後は気持ちがもちろん動揺しております。

 

悲しみに打ちひしがれながらもペット霊園の予約、準備などがすぐ

頭をよぎります。

 

私は室内飼いした猫を2度看取ってきましたが、一番気にするのが

「死後硬直の過程」です。

 

我が家は猫ですが、初めての時は気も動転して亡くなった猫の

遺体の形を早く整えないと硬直してしまう…!

と どの位の時間で硬直するのかを調べる事すら頭に浮かばず早々と

霊園まで運ぶ箱に移してしまいました。

ちょっと考えたら分かりそうなんですけどね。

 

結果的には時間は十分にあったのですが…

 

それに遺体の向きも間違えていました。

 

火葬の時北枕にするのですが、 お腹を手前(左)にしないと

いけないのに背中を手前にしていたのです。

 

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 そのため霊園で向きが反対ですから向きを変えまましょうか?と

言われたのですが、身体をひっくり返すと下になって硬直してしまった

体毛の毛並みが乱れていて、これでは猫がかわいそうと思い、

向きは変えず そのままキレイな方で火葬してもらいました。

 

それと何よりも後悔したのが、亡くなって

まだ愛猫のぬくもりを感じていられるその大切な時間…

 

まだ魂がこの世に残っているとされる大切な時間・・・

 

死後硬直が始まるまでの限られた時間にこの腕で

抱きしめてやれなくて、最初に看取ったのんちゃんの時は

ひとりぼっちで逝かせてしまったのです…。

 

もう、愛猫の温もりは二度と感じることが出来ない…

 

猫は人の体温より温かいので日頃から感じている体温の感触と

冷たくなった感触とのギャップに悲しみが増していきます。

 

突然バタッと倒れ、そのまま亡くなったので、

その突然の出来事に気が動転してしまった為、ネットで調べる事すら

浮かばず、ただ ただ時間が過ぎて行ってしまいました。

 

2度目 愛猫フクを看取った時は、猫白血病だったので、覚悟をする

時間は十分にありましたが、それでいても、現実を受け止められなくて

亡くなった後の事を早々に考えたくないという心理が働くので

結果的に具体的な事はやはり 看取った後になりました。

 

翌日仕事を休んだので準備は出来ましたが…。

 

では、愛猫とのお別れまでを詳しく書いてみたいと思います。

 

 その腕で抱きしめてあげてお別れをした後  

 

① 先ず遺体を整える時まぶたを静かに閉じてあげて、手(前足)を

くっつくように接近させておく。

これは霊園で猫ちゃんに📿念珠を手に掛けてくれるので

手が離れないようにしてました。

 

② 保冷剤、コットン、ペットシーツを用意する。

 

死後硬直が早い部分を主に冷やします。

季節にもよりますが、死後硬直はおおよそ2時間前後です。

 

順番は、手足、腹部、頭部といううふうに広がっていきますので

それを念頭に置いて保冷剤を当ててください。

 

死後硬直の過程で体液や排泄物が流れ出る場合があるので、

ペットシーツを敷き、コットンで口、鼻の穴、肛門など

ふさいでおいてください。

 

ペット霊園で火葬する日にちを決める

① 悔いのないよう、共に過ごす。

 

1匹目の時、亡くなったのが夜だったので翌日朝連絡を入れた際、

霊園の都合次第ですが当日の午後13時頃空いていたので

当初はそれでお願いしていました。

 

・・・ですが、・・・

愛猫のその生身の姿のまま一緒に過ごす時間が余りにも

少な過ぎるよ~泣😿

 

しかも、その間お花を買いに行ったりするので時間が

どんどん過ぎてく…

 

慌てて霊園に連絡を入れ、まだ愛猫と過ごしたいので翌日に

変更してもらいました。私の場合は個別立ち合い火葬を

お願いしました。

これは 他のペットと一緒ではなく、スタッフさん立会いのもと単独で

お骨拾いも自分で行えます。

 

② ペット霊園に持参するフード、おやつ、綺麗なお花をたくさん

買って別に花束を作ってもらう。

 

先ずフード、おやつですが、火葬の時はビニール素材は、お骨に

影響が出てしまうので、事前に紙製の容器に移しておくことをおすすめします。

 

お花ですが、これも事前準備が必要です。

 

霊園に着いたらすぐに送る時の専用のゆりかごに遺体を移されます。

(料金プランに含まれる)

 

遺体の周りをキレイなお花で埋め尽くしたいので、

不要な茎や葉っぱは事前に切り落としておいた方が当日スムーズです。

 

生前愛猫が過ごしたお気に入りの場所に連れていってあげる

 

 一緒に寝たベッド、ひなたぼっこした場所、

家族と共に過ごしたリビング、キャットタワー、

思いつく全ての場所に連れて行き、話しかけ、しばしの時間を共有しました。

 

フクの場合は、保護した場所にも明け方連れて行き話しかけました。

 

“ ここで フクは育って、ここで私と出会ったんだよねって…。"

 

火葬場に持参する写真、愛猫への感謝の手紙を準備する

 

当日、祭壇に安置して火葬の流れを説明される間、フレームに入れた

写真を飾らせてもらい、また火葬が終わり、お骨を拾うまでの間も

写真をそばに置かせてもらいました。

 

写真も普段iPhoneのカメラロールに収めている為、写真サイズの光沢の

ある用紙を買いに行ったりと結構時間かかります。

 

日の火葬を控え、一緒に寝れるかけがえのない最後の時間

 

いよいよ就寝の時がやってきました。

 

本当は寝ないで朝まで起きていたい…

 

硬直してしまったその身体を抱っこしたり、思い出話をしたり・・・

 

溢れる涙とともに・・・

 

心から「ありがとう」を何度も何度も伝える。

 

朝がきてほしくないと願う・・・

 

でも、いつの間にか眠ってしまった・・・

 

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フクといつまでも…より
 

ペットの供養〜愛猫フクの 一周忌

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きれいなお花と共にフクを
送りました(火葬当時)

 

本日2021年4月29日、猫白血病のため

フクが天国へ旅立ってから

ちょうど1年が経過しました。

 

新型コロナウイルス感染症に対しての

仕事や健康不安などのストレスに毎日

さらされる中、

フクが側に居てくれたなら、私の

心理的悪影響もフクの癒しの力で

跳ね除けらるのに…

 

そう思いながら日々を過ごしてきた

 

ペット霊園で行われる49日法要が昨年

6月21日行われたものの、本来なら

参列するようになっていたが

コロナ禍の為、参加は難しいと

通知が届きました。

当時の状況では致し方無かったですが…。

 

火葬の際に49日法要の料金も含む

プランだったので正直がっかりはしました。

  

住職さんのみの法要の様子をYouTube

視聴する事は出来るとの事だったので、

正座をして画面を見ながら手を合わせた私。

 

今回、フクが一周忌を迎えるに当たって

49日法要に参列出来なかったので、

一周忌法要を行ってもらえないか霊園に

電話で問い合わせてみました。

 

問いに対する返答は次の通りです。

 

一周忌法要は行っていないけれども、

月命日という形で行えます。

 

ちょうどその合同で行われる4月25日の

月命日法要の日にちがフクの命日に近かった

のもあり迷わず参加させていただきます。

と予約を入れた。

 

当日、先に9時から49日法要が行われるとの

ことで、10時からの予定と伺っていたが、

密を避ける事と、消毒などに時間がかかった

様子で、30分ほど遅れて始まった。

 

49日法要は人数が多かったが、私が参加した

一周忌法要は欠席者もあって少なかった。

 

私は自宅から持参してきたフクのお骨を

用意されていたテーブルに置かせてもらった。

 

スタッフさんに促されて椅子に座ると

フクの写真もバッグから取り出した。

 

前回フクを火葬しにここへ訪れた時のことが

次から次へと思い出され、

涙があふれ出た…

 

やがて住職さんが来られ、お経が始まった。

 

フクの名前が読み上げられて改めて

深い悲しみに包まれていく…。

 

終始私はこぼれてくる涙を拭きながら

手を合わせていました。

 

お経と法話が終わった時は

涙でマスクがびしょ濡れ状態…

 

法要を終えて帰宅し、フクに話しかけた…

 

フクちゃん、ありがとうね!

これからも (先に天国にいる)のんちゃんと

仲良くしててね!

フク…大好きだよ!これからも空から見守っていてね。

 

この日ばかりは動物病院通いした

当時のこと、お世話になった

院長先生の顔やスタッフさんの顔が

浮かんできてまた泣いた。

 

フク、今日はキャットフード、おやつも

たくさん買ってくるね!

  

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この写真見てると、
” 泣いちゃダメだよ!”って
言われてるみたいです。

 

愛猫フクを失った心の傷はいつ癒えるのか

また猫を飼いたい気持ち、やっぱりダメの気持ち

 

 

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 時折発動するペットロス

 

そんな中 最近になり、

“ あ~ぁ… 猫飼いたいのかなぁ私… “

 

そんな感情が一瞬

ふとした時に芽生えるのだ

 

だけど その感情はすぐに打ち消される

 

フクでなきゃ嫌だ…泣 

 

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生前フクが使っていたゲージ、ベッド、

ブランケット、キャットトンネル

爪とぎBOXもそのまま…

 

キャットタワーは壊れてから買い替えて

あげれなくて土台の部分だけ

そのままになっている。

 

まだフクと私の共同部屋はほとんど

フクがいた頃そのままの状態。

 

フクの健康を少しでも良くしたいと考えて

毎日の飲み水は水素水サーバーで作った

水素水を飲ませていたが、

『まぁ、作って直ぐ飲むとも限らないけど(笑)』

その行為も今もなお、朝と夜 水素水を作り

フクの祭壇にお供えするのが日課である。

 

猫をまた飼いたいの話だが、

フクを飼う前からの先住猫が我が家には

居るのである。

それなのに飼いたいのかと時折思う感情。

 

 何かがちがう というか…

 

なぜ そうなる…?

 

人に話すと「今居る猫ちゃんを可愛がりなさいよ!」

 

まぁそうなんだけどね…

 

解っているんだけどね…

 

今居る猫も十分可愛いよ。

 

でも違うんだよね…

 

自分でもまだ困惑するんだよね

 

一軒家で他に家族いるけれど、

フクが心許していたのは私だけ。

 

だから余計に他の猫 (当時は2匹)

とはいつの間にか距離を取っていた。

 

他の猫の匂いがすると

フクが嫌がるだろうと思って。

 

白血病エイズのダブルキャリアで

あったフクは初めから私の部屋に隔離して

二人(?)だけで共に生活してきたのだから

この絆、私の思いはそう簡単に手放せない…

 

簡単ではない…というか…

手放したくはない…

 

今まで猫は何度か飼っているが

一部屋に隔離して飼うのが 

初めてであったフクは私にとって

それはそれは特別な存在だった。

 

それに仕事が業績悪化の連続で

精神的に辛い日々でもフルがいてくれた

お陰で気持ちを奮い立たせてくれて

何とか日々頑張ってこれたのだ。

 

その私の中の特別はそのままの状態を

保っていたいと願う…

今はまだ…

 

もうすぐ春になる

 

フクの一周忌は4月29日

 

49日合同法要はコロナウイルス感染症

防止のため飼い主の出席は叶わず

ペット霊園での住職さんによる

法要の様子をYouTube

視聴する形となった。

 

今やオンラインでの行事が当たり前に

なっているとはいえ、やはり供養における

厳粛な雰囲気を体験する特別な意味というか…

 

生前愛したペットの姿が

脳裏によみがえり、

込み上げてくる感情が徐々に

抑えきれなくなってくる

 

お経の間の少しの沈黙の中、

その無音の中で

すすり泣く音だけが響く

 

フクより前に飼っていた猫の

ペット霊園での合同49日法要に

参加した際体験したが、この時の私も

住職さんからのお言葉が始まると

こらえきれず涙が溢れ出し

鼻をすすっていると

他の飼い主さんもまた同様に鼻をすする

音が聴こえてくる…

 

あぁ…みんな悲しみは同じ…

 

会話こそないがこの空間の中で

同じ悲しみを共有しているんだなぁ…

 

住職さんのお言葉の中で

「いつかまた天国で会える日まで

気を長ーくして待っていてね!」

 

その言葉を噛みしめ、また夜は明け

日々が過ぎていくのだと痛感する

 

いつまでも引きずってはいけないと

思う反面、私にとって特別なフク。

 

ペットロスに襲われ辛い時間をも

今の私には必要というか、この経験の

先にきっと何かがあるはず…

  

心の整理は簡単にはいかないなぁ…

 

でもこうして文章にする事、

それを読み返す作業によって

自分の中で少しでも整理が出来るかも。

 

テレビで猫の番組を

やっていても 以前は喜んで

観ていたが、今はまだ無理だ

 

人から猫の話を聞くには

楽しいが、映像だとすぐフクを

思い出してしまう。

 

でもいつかこの感情を手放す時が

くるのだろうか…?

 

いや、別に手放す必要などないか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛猫フクのいないお正月

 


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早いものでフクが天国へ旅立って 

8ヶ月になる。

 

去年のお正月は容体が比較的安定し、

抗がん剤治療の間隔も長く開けられて

一安心して、穏やかな気持ちで新年を

迎えられて この日常の幸せを

実感していた。

 

だから数ヶ月後に お別れがやって来る

とは想像だにしなかった…。

 

寛解に近いと思い、私が気を抜いてた。

白血病は発症すると人間と違って

助かる事はないと知っていながら私は

勝手な思い込みをしていた。

 

このままの安定した

状態がこれからも続くのだと…。

…そう単に思いたかったのか…。

 

叶うものなら、時間を巻き戻したい…。

 

そしたら、保護して連れてきた日から

ひと月の間仕事に行っている時間は

ゲージに入れていたことをせずに

部屋を解放するのに…今なら…。 

そしたら余計なストレスをフクは

受けなくて済んだのに…泣

 

白血病を発症する前の元気なうちに

サプリメントで錠剤の飲ませ方を

習得しておいたのに…泣

 

私が上手に薬を飲ませていれば

フクが受けるストレスを最小限に

抑えられ、あんな辛い目に

合わせなくて済んだのに…涙

 

フク…あなたと共にお正月を

迎えたのは6回…。

 

それにあなたが元気な時は

連休が無く、フクとゆっくり遊んで

過ごせた時間が多くなかった。

 

あなたが居なくなった今になって

元旦から3日ほど休めるようになって

こんなことって…  …涙

 

まだまだ 時々何かの拍子に

ペットロススイッチが

発動して、涙が溢れ出し

「 フクに逢いたいよ…」

フクの遺影を前に

そう言葉に出してしまう。

 

コロナ禍で知らず知らずのうちに

ストレスや不安を抱える今、

フク…あなたが居てくれたなら…

 

…そう思わずにはいられない…。

 

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大変! 病気の猫への薬の投与が出来ない!

 

やっとのことで錠剤を猫の口の中に

直接投与をマスターしたのですが、

時 すでに遅しなのです。

 

フクは白血病のため虹の橋を渡り

天国へ旅立ちました

 

2019年8月発症。

2020年4月29日 約8ヶ月の闘病の末永眠。

 

私の経験からすると、

猫が病気になってから習得しては

遅いのです!

 

何度か暴れてどうしても服用

させきれず、仕事へ行く時間も

あるので、仕方なく病院へ行き

薬の代わりに注射してもらった事も

ありました。

 

今回は錠剤の直接投与を私が

マスター出来るまでの

私がやってきた事を何回かに分けて

記述します。

 

直接投与マスターまでの苦しい道のり

それは・・・

動画にあるように簡単では決してなかった事実

 

獣医さんが薬を飲ませて

お手本を見せてくれているのを

この目で見ながら

これなら出来そう!と

たかをくくってました。

 

ちょっと練習してみようと帰宅して

猫を眺めながら自分の手で

飲ませているのを頭の中で

シュミレーションしてみた。

★ 上記の画像を見ながら

次に実際に猫に触ってイザ !

 

先ず猫の背後に回り、自分のお腹と太ももで

挟んで猫の体を固定してから

次に… 

 

頭を撫でなでしながら更に一呼吸…

変に緊張を見せるとフクに感づかれるので

あくまで平常心で、

「フクちゃ~ん!おりこうさんだねぇ!」

と言いながら落ち着け、自分!

心臓バクバクな私(笑)

 

いよいよ、口を開けさせようと事前に調べて

おいたように猫からすると口元を

(頬骨の所 )左手親指で、

もう片方の口元を人さし指、

中指と薬指、小指の4本で押さえ

右手の親指と人差し指に薬を挟んでる

イメージをして閉じている猫の口を

真ん中から右手中指でこじ開けて

口を開けさせようと試みました。

(ちなみに右手左手は利き手、飼い主

さんがやり易い手でいいですよ。)

 

結果… …  頬骨の部分をちょっと

押さえただけで拒否反応〜‼︎

首を振って私の手をどかそうと必死!

 

猫って結構力強いのです。

逃げようと必死なのでそりゃもう

火事場の馬鹿力状態です!

 

すると私の中で不安が募っていきました。

 

これからちゃんと毎日飲ませられるのか?

 

調べたところ、猫が動けないようかなり

強めに固定しないといけないらしいのです。

でも、私にはそれがどうしても

 できないのです。泣…

どうしても…

 

病気の猫に力づくで挑む事が…。泣

 

のっけから挫折を味わい、不安は的中。

全くといっていいほど出来ないのです。

 

でも、そんな事言ってられません!

 

ちょっと具合が悪い程度なら多少

出来なくてもいいのですが、

何せ「白血病」ですから

出来ないと困るどころの話では

済まないのです。

 

そう…一刻を争うほどの事態なんです。

 

何度動画を見て同じようにしようと

試みてもフクはじっとしていてくれません。

私の手に噛みついたり爪で引っかいたり、

その抵抗の力強さに驚いたくらいでした。

 

背後からがダメならと猫が

逃げられないように部屋の隅に

連れて行って挑戦しましたが

必死こいて私の手を

どけてしまいました。

 

仕方なくとりあえずエサに混ぜて

飲ませてみようと思いどんな方法が

いいのかを試行錯誤…

 

「ちゅ~る投薬用」というのがある‼

 

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これは普通のちゅ~るおやつと違って

練りの粘性も高く真ん中に

錠剤を埋め込んで隠すことができます。

 

動物病院で1本から購入できます

 

救世主現る!! (笑)

…と言いたいところですが…⁈

 

実は白血病の診断が下される直前

抗生物質を飲ませられなくて、この

ちゅ~る投与用を使ったのですが、

錠剤のかたまりのままだと

猫は舐めていく過程で錠剤の青いのが

顔を出し、猫に気付かれて失敗しました。

 

今思うと、人さし指に乗せて猫の口元に

当てたので食べずに舐めたのですが、

本当は口の中に入れてあげないと

いけなかったと思います。(笑)

だけど、それが出来るなら

そんなに苦労しないけど…苦笑

 

とにかく猫自身の意思以外では

口を開けさせてくれません。

 

日頃の歯みがきでさえ素直に

開けてくれないので苦労してました。

 

しかも、薬を飲み込ませる時に

口を閉じさせて上を向かせないと

いけないのですから。

 

そこで、私は錠剤を粉状に砕いてから

ちゅ~るに隠しました。

 

抗生物質アモキクリアは

猫の好きな かまぼこの味がするので

その時は何とか舐めてくれました。

 

でもこの方法では2度目はフクには

通用しませんでした。

しかもステロイドの時は苦味があるため

ちゅ~るでは猫に直ぐ気付かれて

舐めませんでした。

 

猫は勘が鋭い‼

それに匂いや味にも敏感!

 

すっかりバレちゃってました。

 

結局のところ、この先も私の場合

ちゅ~る投薬用は数本購入したものの

上手く使うことは出ませんでした。

 

他の方法を考えなくては・・・焦り💦

 

砕いたステロイドパウチに混ぜてみる!

1日しか成功せず…!

しかも最後のあたりで残してしまい、

これではきちんと決められた量を

服用できてないではないか…

・・・焦り💦

 

別の方法を考えなければ…

ステロイドは1回2錠飲ませないと

いけないのです…💧

 

少し時間を置いて…

 

今度はステロイドを砕かず

そのままパウチの中に…

 

猫が ひと口目か2口目で薬に

気が付かないうちに食べる場所に

隠してみました。

 

私が見てると感付かれそうなんで

直ぐに部屋から出て行き、

しばらくして祈るような気持ちで

皿を確認しました…。

 

✳️ フクちゃん 完食〜〜‼️

✌️✌️✌️✌️✌️✌️✌️✌️✌️

 

嬉しくて涙が思わず出ました。

 

ありがとう、フク…。

 

その間にかかった猫のストレスは相当の

ものだったと思います。

これで逆に具合悪くなったんではないかと…

 

抵抗する時のフクの鳴き声が

尋常じゃない程の声だったのです。

それはもう・・・

聞いたことがないような鳴き方で。。。

 

涙が出てしまいました。

 

こんな事では白血病には勝てない…!

フクがストレスを感じずに済むような

飲ませ方をしないとだめだ!

 

血液検査と抗がん剤を毎週行いながらの

毎日の錠剤の服用。

 

戦いは始まったばかり

 

私は思いつく全ての方法を

ネットで調べながらトライしました。

 

薬投与に悪戦苦闘し1日は

何とか終了。

 

フクも私も疲労困ぱい…!

 

でも、私の疲れなんてフクの

辛さを思えば疲れたなんて言ってられない。

 

 

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血液検査の結果、

白血球、赤血球、血小板減少で

ダルそうに座り込んでいるフク

 

あなたの猫ちゃんは薬を飲ませやすい?〜錠剤の直接投与〜

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先ず、言っておきたい事は薬の投与は

飼い主さんが直接指で猫の口の中に

入れて飲ませることがベストです。

 

なぜなら、猫は熱が出ると食べなくなる

ことがあり点滴に頼ることに

なるからです。

 

我が家のフクがそうだったのです。

健康でちょっとした症状で

直ぐに治る症状ならさほど

気にしないで済みますが、白血病

発症してからのフクは、

熱が出ることが頻繁にあり

高熱にまで上昇したら

食べなくなるのです。

 

人間ってだって高熱なら

食べる気力なくなりますよね。

 

猫の平熱は38度台です。

39.5度以上にはあまり

ならないのですが、フクは40.2度にも

なることがありました。

 

これ以上熱が上がると危険だと

言われた事もあります。

 

そんな状況下でもスムーズに

服用できるかはとても大事になってきます。

猫に与えるストレスをいかに

最小限にできるかです。

具合が悪い猫にとってそれだけでも

一大事なのでこれ以上のストレスは

体によくありません。

 

猫も性格が違うようにサプリメント

薬においても飲ませやすい猫ちゃんと

半端ない程拒絶して苦労する猫ちゃん

がいるかと思います。

 

我が家もその半端ない程嫌がり

噛み付かれたり

引っかかれたりとそれはもう

お互いストレスMAX状態で

とてもとても苦労しました。

 

この事がフクの病気の進行にも

影響を及ぼしたのではないかとさえ

思えるのです。

 

愛猫を白血病で失った今、日頃から

飼い主はもしもの時に備えておく

事の重要性を身にしみて経験したからです。

 

猫はストレスに弱く、

ストレスのない生活を心掛ける

必要があります。

 

特にフクの場合は

白血病エイズウィルスが体内に

潜んでいる状態(持続感染) なので

いつ悪さをしでかすか分からない故、

ストレスはその引き金に

なりかねないのです。

 

そして ついに発症してしまいました…泣

 

フクが服用した薬の種類です。

猫の体重で量は変わります。

 

抗生物質 アモキクリア  

      (1回1錠を1日2回)

 

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ステロイド  プレドニゾロン

     (1日1回2錠 )

 

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③ 胃薬(吐き気止め) ボミットバスター

     (1日1錠)

 

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先ず①の 抗生物質アモキクリアです。

薬の色には最初驚きましたが

これは猫ちゃんの好む 

かまぼこ味がするので比較的

飲ませやすいのと、

指で簡単にカット出来るよう

薬の中央が凹んでいます。

(恐らく子猫の場合半分の量

で済むからだと思います)

 

我が家のフクは 調子のいい時は

薬を鼻に近づけたら そのまま

パクッと食べる時もありました。

 

だけど鼻に近づけても フン!と

そっぽ向かれたらフードに混ぜて 

みたり、でもその間のやり取りで

猫に薬飲まされるとバレてますから

そう簡単にはいきませんでした。

 

次に②のステロイドですが、これは非常に

苦味がありちょっとでも猫が苦味を感じると

たちまちパニくって必死で

吐き出そうとします。

あまりの苦さで泡を吹く恐れあり。

 

私もこれが一番失敗が多かったです。

 

でも、ここで飼い主が飲ませるのに時間が

かかってしまうと、いつまでも猫が苦味で

苦しみますので、ここはいったん

吐き出させて再トライしましょう。

 

私は苦味を忘れさせるため

失敗したら直ぐちゅーるおやつを

舐めさせてから再トライしてました。

 

ですので、薬を飲ます時は

ちゅーるおやつも先をハサミで

カットして素早く与えられるよう

準備してから服用させてました。

 

そうしとかないと、猫の体を

固定してる状態の時の動作なので

自分が動けないし、手も逃げないよう

なるべく猫に触れておく必要が

あるからです。

 

無駄な動きは最小限にしないと

いけません。

 

その時錠剤が猫の唾液で

ふやけてしまっていたら新しのに

替えましょう。

ですから薬を処方してもらう時は

失敗することも考えて余分に

処方してもらっていました。

 

③の胃薬は他よりも小さいのです。

人用のイブEVE(頭痛薬)くらいか

小さいくらいです。

投与しやすいかと思えばそうでもないです。

 

薬を飲まされている時点で猫にとってみれば

大きいも小さいも関係ないのです。(苦笑)

 

猫が薬を飲み込んだのを確認したら

シリンジで水を飲ませて

錠剤をスムーズに体内へ送り込める

ようにまた、猫ちゃんも喉の

引っかかりなどの違和感を無くして

あげる為にも素早く水を含ませて

あげて下さい。

 

私が行った薬の服用のやり方は

また改めて書きたいと思います。

 

その他末期には血小板の減少で

血が止まらなくなり、鼻血を止める為

止血剤 トランサミンも服用して

おりました。

 

薬を飲んだ事のない猫ちゃんは特に

サプリメントで試して猫ちゃんがすんなり

従ってくれるのかを把握し、

元気なうちに飼い主さんが

直接投与をマスターしておくことが

愛猫にとって必要不可欠だといえるでしょう。

 

ちなみに、下の写真はフクが目薬の投与を

イヤだ!イヤだ!と私の腕にうずくまっている姿です。(笑)

 

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突然激しいペットロスが襲ってきた

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フクに会いたいよ… 

 

そう言葉に出すと毎回涙が止まらなくなる。

 

それに 毎日の日課となっていることなのに

先日 寝る時にフクの写真に向かって

おやすみを言った途端に 

フクが息を引き取った時の

光景が何度もフラッシュバックするのだ。

 

何度も何度も…

 

耐えきれずワーワー泣き出してしまい、

その間もあの光景が襲ってくる。

 

何もしてあげられず、亡くなる直前

苦しさで身体を

よじらせる愛猫を抱き寄せ 

フク…フク…ありがとう…

 

あの時の苦しむ表情がチカチカと

脳裏に浮かんで なかなか消えない

 

辛くて苦しさと泣いて鼻が詰まり

口でハァハァ息をする私…

 

フク~~あなたがいないと全然ダメだよ私…

 

そんなこと言うと天国でフクが心配して

しまうと思いなおそうとするも、尚

あの表情がチカチカする

 

こうなるともう全てにおいての私の

後悔のオンパレードが始まる…

余命を聞いていたわけではなかった

ことが今になって何故尋ねなかった

のか?という疑問が起きた。

 

日頃からもっと もっと いっしょに

遊んで少しでも多くの思い出を

作ってあげれなかっただろうか…

 

遊びの時間が足りてなかったのは

間違いのない事実

 

四畳半の狭い部屋での生活だというのに

工夫はしてるつもりでもまだまだ

出来ることいっぱいあったよね…

 

ニャーニャー鳴いてるのに適当に

あしらってフクの遊びに付き合わない時も

あり、そのうちあきらめてくれるのを

待っていたり…

 

フクあなたは時に私を部屋から行かせまいと

ドアの前に座り込みをして

抗議した日もあったね。

 

ビデオや写真にもまだまだ沢山収めて

おけばよかった

 

もっと早くからサプリメント

与えたり、体温を正確に測れるよう

肛門からの検温に慣れさせるとか…

 

この子は普通の健康な猫とは

違うんだという私の認識を常日頃から

頭に入れた飼い方を果たし私は

やっていたのだろうか…?

 

その答えは…No

 

見た目健康な猫と変わらないため

私はそれをおろそかにしていた

 

飼い始めてから直ぐと4ヶ月目、

その後に2回間隔空けて

ウィルス検査をしても尚

白血病エイズ共に陽性と出たにも

かかわらず、その場では落胆するも

何ら手を打とうとはしなかった

 

フードを質の良いものに変えたいと

何度もネットで検索するも、

金銭的余裕のないことを

理由に簡単にあきらめていた。

今思うと何とか出来たはず…

 

それでも出来るだけ安価でも良質と

されるのを選んでいるつもりでは

いたのだが…

 

それでも他にできたこと

沢山あったに違いない…

そればかりが脳裏にこびりついている

 

フクがいない今になって

どうにもならないのに…

そんなこと百も承知

 

フクに会いたくてスマホの画像を開いた…

 

生前の元気な姿、声…

 

仕事から帰って来た時の甘えて鳴く声…

 

「早くご飯ちょうだい!」と

私に飛びかかりながら

ゴロゴロ甘える姿…

 

フク…あなたにどんなにか癒されて

励まされていたのかが痛いほど心に響くよ

 

まだまだペットロスとは当面付き合って

いかなければならないが、苦しくても

逆にこれがあることがフクへの愛情の

証なんだという思いが強くあるのだ。

 

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ペットロスを自覚して受け入れる

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愛猫フクが白血病で旅立ってから

もうすぐ3か月になる。

 

保護した時 様々な葛藤の末、

(ブログの最初のタイトルで詳しく

書いてます)  この子は私が責任持って

飼うのだと強い決意のもと

私との共同生活が始まった。

 

絶対白血病を発症させてはならない。

 

人間と違って発症すれば治る薬はなく、

ほぼ助からない。

 

それに猫を自分の狭い部屋で

隔離して飼うのが初めてだし

部屋には電気コードとか危険が伴う

リスクもあり、最初から部屋を解放

して留守番をさせれなかった事を

今更ながら悔やんでいる。

 

狭いゲージに8〜10時間も閉じ込められ

それが1か月も続いて猫にとって

どんなにストレスだっただろう…。

ただでさえ 突然住む環境を

変えられてしまった猫にとって。

 

今になって猫の立場、気持ちになって考えて

やれなかった事への後悔。

 

それに白血病エイズの陽性を

どうしたら陰転出来るかを

私がもっともっと必死にならなくては

いけなかった。

 

見た目普通の健康な猫と変わらない

為に私自身の認識が甘過ぎたのだ。

 

体重管理もちゃんと出来ず、

いつの間にか肥満になり、ただでさえ

狭い部屋なので運動不足なのに

これでは猫が病気にかかる

リスクが増していくばかり。

 

頭では理解しているのに

出来ない、やらない、何とかなる …

振り返るとそういう日々の生活だった。

 

ホント駄目な飼い主…

たまに反省しても尚、肥満は

改善出来ないでいた。

 

主治医からも体重減らすよう

言われていながらも、急にフードの

量を減らすのは危険なので

とても難しく猫の餌をもらえない

ストレスをつい考えてしまい

思うように実行出来なかった。

 

この考えこそが間違っていたに違いない。

 

結局、飼い主である私の管理不行き届き

のためついに発症させてしまった。

 

コレにつきる…

 

もちろん 持続感染になった猫の

発症率は高いが、ケアをきちんと

すれは発症を遅らすことは出来たに

ちがいないと思っている。

 

成猫の場合、白血病ウイルスに

自己免疫力で打ち勝つ確率は高いと

言われているが、感染経路と感染時期

がノラ猫の為不明であり、もちろん

年齢もおおよそでしか分からない。

 

だけども、陽生と分かった時に

直ぐにインターフェロン投与を

獣医に言われなくてもダメ元で

積極的にしなかった私の判断が

その後の愛猫の寿命を左右したのでは

ないかと未だに後悔している。

 

インターフェロン投与の事は

常に私の頭の片隅にずーっと

持ち続けながら過ごして来た。

この判断が後に命取りになるのでは?

と考えるだけで恐ろしくなっていた。

 

全てタラレバだと分かっている。

 

もう一つタラレバ言うと

もっと早くに他の猫にワクチンを

打たせてフクもいっしょに

下の広い部屋で思いっきり遊ばせて

いれば… もしオス同士でもいずれ

仲良くなっていっしょに運動会も

出来て、運動不足は解消され、肥満や

ストレス軽減になったかもしれない…。

 

だけど、こればかりは分からない。

オス同士縄張り争いでけんかするかも

しれない。

 

いかんせん いくらワクチン打っても

ケンカやトイレ、エサの共有での

感染のリスクは拭えないから。

 

でも、試すべきだった…

 

しかも、キャットタワーも壊れた後

新しく買ってあげれなくて、

壁と窓に棚板だけ取り付けはしたものの

これも猫にとって

キャットタワーがないのはストレス

の要因になっていた可能性もある。

 

今だに部屋にあるゲージ、

キャットトンネル、爪とぎbox,

最後に処方された薬でさえそのまま。

 

ペットロスから抜け出すには

いつまでもそのままにしておかず

区切りをつけて片付けなけれなば

いけない事は分かっている…

 

だけど、出来ないというか したくない…

 

フクと過ごしてきた日々を 

その空間を取り除くことなど

今の私にはあまりにも辛くて無理。

 

今はそういう自分の素直な感情を

受け入れて、ツライ時、悲しい時は

我慢せず思いっきり泣いてしまおうと

よく泣いている。

 

先日も朝起きて家事など済ませ

仕事へ行く支度中に突然泣いてしまい、

泣き止んでまた用意してると再びまた

泣いてしまい、仕事には遅れて行き

帰りにスーパーへ行く途中もまた車の中で

泣いてしまい、あーいけないって

何とか落ち着く事は出来たが、

いつスイッチが入り涙がこぼれるか

分からない。

 

お世話になっていた獣医さんのもとへ

旅立った後挨拶に行った時、

こんなことを私は口にした。

 

「 もう、猫は飼う事はないと思いますが、

もし…フクの生まれ変わりと思えるような

猫に出逢ったらきっとまた先生に

お世話になるかもしれないです。」

 

ペットロスから抜け出すために新たにまた

ペットを飼うという選択も理解できる。

 

でも私は、フクのことをいつまでも

忘れたくはない…

 

忘れることが供養になると人に言われるが

今はまだそれを肯定出来ない。

 

だから、この現状を受け入れるしか

ないのである。

 

自分がそうしたいから…

 

フク…狭い部屋の生活ばかりだったね。

あなたがどんなにか  家じゅうを

思いっきり疲れるまで走り回りたかった

だろうに…。

 

ごめんね、もっと早い時期に

あなたを 下の広い場所で遊ばせて

あげてたらって…。

 

私は ほんの少しの時間しかあなたを

下で自由にさせなかった。

 

今は天国でのんちゃんといっしょに

思いっきり走り回っていることでしょう。

 

フク…あなたに会いたい。

夢でもいいから…涙

 

たまに気分転換をすることだけは

心掛けていきたい。

 

 

 

愛猫が病気にかかる前に飼い主が習得しておくべき事

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私は愛猫を白血病で亡くしたばかりてす。

 

毎日の生活の中で突然として

愛猫の治療法や健康管理など

今更ながら後悔と自責の念に駆られ

急に声を上げて泣き出す事が多々あります。

 

どんな治療法を行なっても何をしても

後悔しない事はないのだと頭では

解っている・・・。

 

今まで普通にそばに

いた愛猫のその肉体はもう

存在しないこの悲しみに触れると

思わず名前を何度も呼び、

「 ゴメンね、フク…、

フク 会いたいよ〜…」つて

声を荒げて泣きじゃくって

しまいます。

 

そんな中、これまでフクを看病するにあたり

猫が元気なうちに私がきちんと

身につけておくべきだったと

後悔したのは・・・

 

薬の投与と体温の測定を正確に出来ること

 

今回は薬の投与についてですが、

先ず錠剤の投与方法は様々ありますが

何といっても直接口の中に投与する事が

できるかが一番重要です。

 

私の場合、他の猫と隔離して私の部屋で

飼っていた為私以外は猫が警戒して

逃げるので自分一人で薬を投与

しないといけない現状でした。

 

二人掛かりで投与できる場合は

私ほど苦労はないかと思います。

一人が猫を両手で抑えつけられるから

わりと投与し易いかと思います。

 

始めのうちはフードに

混ぜたり、ピルポケットや

ちゅーる投薬用に練り込んだりしましたが、

猫に感付かれ薬だけ残したり、

一度バレると猫も賢いので

錠剤をオブラートに包んで

パウチの中に隠しても

何回か成功しますが、そのうち

感付かれました。

 

そしたら薬だけ残してしまいます。

 

そもそも熱が出ると食べなくなるので

直接猫の口の中に

放り込まざるを得なくなったのです。

 

私もこれでとても苦労し、錠剤を

1日に五錠服用させねばならず、

ネットの動画にあるように

猫が大人しくしてくれず、逃げるのを

捕まえて抑えようとするものなら

猫が暴れるのなんの・・・。

 

首を振り振り、ヤダヤダ~!と爪を

立てたり噛みついたり・・・

手は傷だらけ!

 

もともと猫の爪を切る事は

私は反対であり、爪を研げないと 

猫のストレスになるという思いが

あったからなのですが…。

 

手袋を付けたりもしましたが、

(指先の無い手袋)

利き手の指先で猫の口の中に錠剤を

入れなくてはならないので

手袋が邪魔になるのです。

 

せめてもう片方だけ手袋したりも

しましたが、手袋を付けている私を

見る猫の眼差しというか、

あー今から薬だってバレるし

私も何だか切なくなってしまい、

直ぐに手袋は諦めました。

 

巾着袋に猫を入れて顔だけ出させ

引っかかれないようにと

やってみましたが、その時の

嫌がる猫の表情が、人間が怒ると顔を

真っ赤にする様に猫もそんな形相でした。

 

猫も死に物狂いで抵抗するのです。

 

必死で抵抗し、普段とは全く違う

聞いた事もないような

声を荒げる猫を前にして

力づくで抑えるなんて私には

出来ませんでした…泣

 

バスタオルに包んでもスゴイ形相で

抜け出そうと体を前後左右に

動かしてすり抜けようとします。

 

ついには、爪で引っ掻かれないよう

エリザベスカラーを病院から

買って来て装着しましたが…

 

もう…可哀想なくらいの抵抗をした

ので、「ゴメンね、フク…二度と

しないからね…泣」直ぐに外し

二度と着けさせる事はしませんでした。

 

今考えると、猫が受けるストレスは相当

だったものと思われます。

 

ストレスが一番体に悪いのに本末転倒です。

 

猫も私も薬のことでは毎回疲労困ぱいでした。

 

時間も守らないといけないし、いうことを

きいてくれない猫にいら立ち、そして

”どうして!フクのためなのに!” と

泣いてしまう始末。

 

こればかりは本当に心身共に参りましたが

一番しんどい思いをしているのは猫自身。

 

そう自分に言い聞かせ、なるべく

取り乱さないよう心がけていました。

 

そうはいっても毎日朝と晩のことなので

薬の時間が近づくのが恐怖でした(苦笑)

 

それに加えて目薬の投与も重なった時期は

ついに猫から嫌われてしまい

私が部屋に来るとベッドの下に隠れ、

部屋から出たらソロソロと出て来ている

様子をネットワークカメラで見た時は

本当にショックで、

信頼関係にヒビが入るのではと

とても悲しくもなりました。

 

時間の経過と共に元のフクに

戻ってはくれたので安心しましたが…。

 

猫に治ってほしい…

その一心の日々でした。

 

日頃から錠剤のサプリメント

与えていたのですが (エビオス錠 )、

好物だったので直接食べていたので

今思えば、サプリで練習するべきでした。

 

本当に後悔先に立たずです。

 

ですから皆様も是非、猫が健康で

元気にしている時に飼い主である

あなたがイザとなっても困らないように

また猫に余計な負担をかけないよう

直接投与の練習を心がけてくださいね。

 

私が試してきた様々な薬の服用の

方法はまた改めて書きたいと

思っています。

 

まぁ、大人しい猫ちゃんならそこまで

苦労されないかと思いますが、

我が家のフクは激しく抵抗した

ものですから(笑)

 

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動物病院へ愛猫が旅立った報告の電話

 


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家族同然のフクを失った悲しみ…

 

フクが息を引き取ってから3日後に

お世話になっていた動物病院へ

フクが亡くなった事を報告する為

電話を入れた。

 

泣いて声にならないと頭が真っ白に

なって伝えたい事をきちんと

言えないと思い、あらかじめ

iphoneのメモに書いてみた。

 

それを1度声に出して読み上げて

みたが、やはり涙が込み上げできてしまい

電話を入れるのにしばらくためらっていた。

 

本当は出向いて挨拶をする事を

初めのうちは考えたが、他の飼い主さん

がいらっしゃる前で泣きじゃくると

かえってご迷惑をおかけすると

思い、とりあえず報告だけして

日を改めてご挨拶に伺いたい旨を

電話で伝えようと思った。

 

電話を入れるにあたり、

最後に診察してもらった時の 

事が脳裏によぎりなかなか

電話しきれない…。

 

2日前、最後の診察となった

血液検査の結果では もう亡くなって

いてもおかしくないくらいだと

言われていたのだ…。

 

その根拠となるのは

ヘマトクリットの数値の

低さだと説明を受けた。

 

それ以外の白血球、赤血球、血小板も

全て減少している状態であった。

 

白血病を発症していると

言われた時はその場では泣かなかった

が今回ばかりはフクの症状から

もう残された時間はそんなに

ないと何となく予感はしていた。

 

とはいえ、以前も生命の危機があったが

乗り越えてきたので、心のどこかで

今回も持ち直してくれる事を

何の根拠もなく信じていた私であったが、

前回抗がん剤を打っても効果が現れず、

インターフェロンも同様。

 

…打つ手なし…。

輸血と言っても一時的だと言われ、

フクは嫌がって可哀想だと思うと 

輸血する選択は初めからなかった。

 

血液検査の重要な項目の数値の

説明を受け、フクのその痩せた

身体や苦しそうな表情を見て

明らかに前回の時と違って

事の深刻さを目の当たりにして

涙が溢れてきてその場にしゃがみ込んだ。

 

その時初めて愛猫の死が目の前に

迫っている事を理解した私。

 

それでもこんなに早く別れが

やって来るとは正直思っていなかった。

 

そう、もうすぐフクの7歳の

誕生日である5月5日こどもの日

まで持ちこたえて欲しいと願って

ゴールデンウィークに入る為に

薬も2週間分処方してもらっていた…。

 

だが実際には診察してわずか

2日後に旅立ってしまった。

 

話は戻り、午前中の診察が終わる頃を

見計らって電話をかけた。

 

いつものようにこんにちは!続けて

住んでいる町の名前と

名字、名前 ○○ フクですと名乗った。

 

「 あの…フクは残念ながら、29日

早朝に息を引き取りました…。

( もう、この辺りで涙声!)

先生はじめスタッフの皆様には

毎回丁寧に診察して頂き

心より感謝申し上げます。

まだ気持ちの整理がついていないので

日を改めてご挨拶させて頂くつもり

ですが、皆様にお礼の気持ちをお伝え

したくてご連絡致しまた。

今はコロナウイルスで皆様ご心労が

絶えないと存じますが、どうか

ご自愛なさって下さい。

本当に有難うございました。」

 

こちらが一方的に話すカタチとなり、

私が話し終えると、わざわざありがとう

ございました。と返ってきて電話を切った。

 

診察に行く時のキャリーケースを

見て、ああ…もうこのキャリーケースを

使うことはないんだ…。

 

再び涙が込み上げてきた…。

 

本当につらい、つらい電話であった。

 

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愛猫とのお別れ…フクへの手紙〜火葬場で読んだ弔辞

 愛するフクちゃんへ

 

フクに出会えて本当に幸せだったよ。

2014年11月9日は私の勤務先の店の

ショーウィンドウにやって来たあなたを

撮影した日です。

 

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フクとの出会い

 


あなたはほとんど毎晩お店に顔を出して

私とすぐに仲良くなってくれたよね。

 
それから約ひと月が経ち

ついに我が家へ私が連れて

来ました。

 
その時の驚いて逃げるあなたを

捕まえるのに奔走したのが

ついこないだのようです。

 
ウイルス検査の結果、あなたが

白血病エイズのダブル陽性と知り

我が家には先住猫2匹が居て、

狭い私の四畳半の部屋での隔離

生活になったわけです。

 
はじめのひと月をゲージの中で

留守番させた事は今でも後悔しています。

 
なぜなら、あなたが受けたストレスを

考えるとそれをしなかったなら、

もしかしてウイルスが排除され

陰転していたかもしれないからです。

 
本当に申し訳ない

気持ちでいっぱいです。

 
ゲージから解放されたものの

四畳半という狭い部屋での生活を

余儀なくされる訳ですが、

それでもフクちゃん、あなたは

受け入れてくれて狭い中でも

キャットタワーや、棚板の上で

過ごしてくれました。

 
いつも仕事でひとりぼっちで

お留守番してくれて、

私が帰って来た時はいつも

バンザーイして出迎えてくれたね。

 
そんな毎日がずーっとずーっと

続いていくものだと信じていました。

 
白血病エイズダブルキャリアでも

大切に飼えば寿命を全うできる事も

あるという記事を読んでいたからです。

 
でも、私の不注意であなたが

出すストレスのサインを

見落としていたために、ついに

昨年8月白血病を発症させて

しまいました。

 
直ぐに抗がん剤治療が始まり、

気が付けばあなたの

大切なヒゲが全て抜けてしまって

いました。

 
体調が良くなったかと思うと、

また熱が出たり、貧血になり

しんどい思いをしてきましたね。

 
それでも昨年末、治療に耐えて

くれたおかげで、寛解に近い所まで

回復してくれて、このまま

この状態で過ごせたらなと

願っていましたが、病魔は

恐ろしくあなたの小さな身体全身

をむしばみ、体力を奪っていきました。

 
日に日に症状が悪化していく

あなたを見ていると、

長期の薬漬けにより

もう、その小さな身体は

悲鳴をあげていたのですね。

 
ここ数日は

もう、薬は飲ませたくないと   

思いながらも、飲まないと

生きられないことを知っている私は

嫌がるあなたに無理矢理飲ませて

しまいました。

 
最後まで辛い思いさせてしまって

本当にごめんね。

 

行きたくない病院通い、

たくさんの注射…

たくさんの薬の日々…。

 
だけど、あなたと過ごした

この5年5か月は私の大切な大切な

宝物です。

 
いつも楽しませてくれて、

たまに落ち込んで帰って来た私は

どんなにあなたに癒やされたこと

でしょう。


フクちゃん、あなたに出会えて

本当に良かったよ。


たくさんの幸せをあなたから

もらいました。


あなたの事は一生忘れません。

 

あなたも私のこと忘れないでね。

 
いつの日かあなたにまた

天国で会える日まで、気を長くして

先に逝ったのんちゃんと

待っていてね。

 
生前はあなたを隔離したため

のんちゃんとは交流出来なかったけど

天国で遊んでもらって下さい。

 
のんちゃんは優しいから大丈夫だよ。

 

フクちゃん、

心からありがとう。

 
大好きだよ…

これからもずっと…

 
たくさんの愛を込めて。

2020年4月30日。

 
この手紙は

火葬場でのフクとの

最後のお別れの時、時間を頂いて

泣きながらそれでも精一杯声を出して

読み上げたものです。

 

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ねこじゃらしのゴムでマスク作りました。

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フクが白血病を発症してから遊ぶことが

ほとんどなくり、引き出しに

しまっておいたのを思い出しました。

 

ガーゼの生地もなかったのでこれも

フクのために以前購入していた

医療用ガーゼを中に挟みました。

 

でもまだ厚みがイマイチでした。

次回作るときはもう少し

ガーゼの量を増やさないと・・・

 

ゴムも早々と品切れとなっていて始めは

アゴムを通してみましたが

やはり長時間だと耳がだんだん痛くなり、

何か家の中にないかと考えていたら、

 

” あっ!そういえば・・・!!”

 

引き出しから使い古した

「猫じゃらし」を発見!

 

これならもともとゴムは緩く

ビヨ~ンと伸びるので痛くなさそう

 

裁縫はあんまり得意ではないので

上出来ではないですが、まぁ柄で

分かんないか(笑)

 

ゴムの感じも痛くなく気になりません

 

あと一本猫じゃらしあるので時間

ある時に作りたいと思ってます

 

でも、現在フクの容態が悪化

してしまい心配です…

 

抗がん剤治療を続けていたおかげで

寛解に近い状態までに快復して

一安心していましたが

再び具合が悪くなり血液検査の結果、

白血球、血小板の減少がひどく、

食欲減退で点滴も血が

止まらなくなっている状態なので

出来ないので、体重も少しずつ

減ってきています

 

本当に恐ろしい白血病です

 

どうか持ち直して。。。

 

フクのおもちゃ解体してマスク作れたので

フクにありがとうを言いました。

 

 

 

猫ちゃんの薬投与は日頃の練習が必要~続編~

 実に久しぶりに書く。

毎日猫の薬投与で心身参りそうで

ようやく続きを書きます。

 

最初は錠剤を砕いてちゅーるおやつに

混ぜてみたが、匂いを嗅いで直ぐ却下!

 

…どうしよう…飲ませられないと

大変な事になる!

 

毎日の事だからいちいち

獣医さんの所に行く訳も

いかないし…

焦る私…

 

そこで動物病院で販売してあった

「ちゅーるの投薬用まぐろ」というのがあり、

通常のちゅーるよりも練りが強く、

薬を中に埋め込み隠す事が出来る。

 

これなら大丈夫!と思いきや、

一度警戒してしまったフクは

そう簡単には騙されませんでした。

 

匂いを嗅いだだけでそっぽを向き、

この方法では投与出来ませんでした。

 

恐らく、時間をおいてから

やればよかったのですが、焦った

私がいけなかった模様。

 

この方法で投与できている主さん

いっぱいいると思うので

猫の性格や飼い主の問題である。

 

次に試したのはピルポケットというヤツ。

猫の好きなチキン味で真ん中の穴に薬を

埋め込み練り合わせて薬を隠すもの。

 

いいものを見つけたと喜んで購入。

・・・しかし、成功したのは一度だけでした。泣

 

おそらく食べてる最中に苦い薬の味がして

2回目は騙されないぞ!ってなったのか、

それ以降数回試しましたが匂いを嗅いで

そっぽを向きます。

 

すぐに学習するのでピルポケットも断念。

なぜ私はできないの?こんな単純なことなのに。

 

そしてしばらくの間成功し続けたのは

オブラートに包む方法。

 

ドラッグストアで袋状になったオブラートを

購入しトライ!

 

なるべく細かくしないといけないので

ハサミでカットして調節。

 

注意したいのはパウチの中に混ぜて

オブラートが見えないよう

パウチで隠すことと、

パウチの量をあまり多くしないこと。

あまり多いとオブラートの包み以外ばかり

食べてしまいオブラートが残ってしまうこと。

 

イザ!フクに差し出すと・・・

とりあえず食べ出した。

 

あまり私が見てると気づかれそうなので

知らんふりして別の部屋へ。

 

数分後、恐る恐るフード皿を確認・・・

完食していた・・・!

ミッション成功!

 

この方法で残りの錠剤も一つずつ

包んで分けて食べさせることに成功。

オブラートで薬の味がする前に

飲み込んでしまっているのだろう。

 

それからしばらくの間

オブラート作戦で薬の服用が

出来ていました。

 

が・・・ある日、パウチの量を

間違えたのか、オブラートの包み方が

雑過ぎたのか、パウチをわずかに残して

オブラートのも残していた。

 

そう、フクに気づかれてしまったのです。

その後別のパウチに混ぜても

食べてもオブラートは残しました。

 

また振り出しにもどった・・・。

 

それにやはりフクの場合は熱が出ることが

よくあるので、熱出たら食べなくなるので

結局のところ直接投与するしかない・・・

そういう結論になりました。

 

直接投与の日々が始まり、

嫌がるフクに手を引っかかれながら

時に泣きながら投与の日が始まりました。

 

直接投与の奮闘の日々は

また改めて書こうと思います。

 

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