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人間も猫も介護は同じ!

重度の認知症の母の介護をしているが、最近かなり

症状が悪化した。

つい先程まで(手を繋いでだが)ちゃんと自分の足で

歩いていたのが施設から戻って車から降りる段になると

眠気?倦怠感?なのか脱力になってしまい、

私は後ろから母を抱えて後ろ向きで

引きずる形で何とか段差のある

玄関も抱えて、やっとのことで家の中に

母を運び入れた。

 

そんなふうだからトイレが1番困るのである。

全然歩かないならまだしも、急に覚醒し

自分で立ち上がりトイレに行く時もあるので、

寝たきりの紙おむつにする訳もいかない。

私の部屋が2階にあるのも付きっきりで 

見てはいられないし、さりとて

その時だけ布団を持って来て下で寝るなど

やろうと思えば出来るが、気が休まらないし

寝不足になってしまう。

それより部屋にいて1〜2時間おきに

様子を見てる方がいいかと思う。

 

白血病で亡くなった猫フクを見守るために

当時部屋に付けたネットワークカメラを

母用に付けようかとも考えたが、

それも気が休まらないだろうと・・・

 

食事も自分で箸を持って食べれる時と

介助してスプーンで食べさせなければ

ならない時と両方である。

 

そんな母に薬を飲ませなるとなったが

何と過去の経験が活きることになった。

 

それは・・・

白血病の愛猫フクを看病した時の経験だった。

 

これまで母は薬(錠剤)を手に乗せると、自分で口に入れるので

あとは水の入ったコップを渡せば飲み込んでくれていた。

 

それが、現在は手に乗せても手を傾け落っことして

面白がっている。

まるで子供だ!それに錠剤自体も大きいのは

飲み込む事が困難なのかもしれない…

 

そこでフクに薬を飲ませていた光景が

目に浮かんだ私…‼️

 

直接口の中に放り込んで飲ませることが

まだ出来ていなかった私は、錠剤を砕いて

パウチに混ぜていっしょに食べさせる事を

していたんだ!

ちなみにこの方法は直ぐ猫に感づかれて、

2回目は通用しませんでした(笑)

 

そうだ、薬を砕いてプリンなどと

いっしょにスプーンで食べさせれば

いいんだ‼️

 

フクの薬の中でも抗生物質のは

カニカマの匂いがするので、比較的

嫌がらずに飲み込めたが、ステロイド

に至ってはその苦味で口の中で泡吹く事も

あり、吐き出してやり直す事も多々。

かなり辛い思いをさせてきた。

 

母も一度は口の中に入れたものの私が

見てない隙に出して床に落ちていたことも

あった。だから甘い物で苦味を誤魔化して

しまえば服用出来るかもと試みた。

 

今の所は成功して、時には錠剤のそこまで

大きくないものはそのまま口に入れて

お水を渡すと飲んでくれることもある。

 

その時その時で対応が変わるし、昼と夜

とか関係ないので大変なのだけど、

そういえば猫の看病も夜中や明け方に

目薬や抗がん剤投与していたなと・・・

 

貧血が酷くてだるそうにしているフクを

どうすることもできず、ただただ

「きついね…ごめんね。何もしてあげれなくて…」

そう言いながら泣きそうになるが、

私が泣いてちゃフクが不安になると思い

努めて明るく健康な時と同じように

振舞った。

 

あ…やっぱりフクのことになると、色々

思い出してしまうな…涙