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愛猫フクを失った心の傷はいつ癒えるのか

また猫を飼いたい気持ち、やっぱりダメの気持ち

 

 

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 時折発動するペットロス

 

そんな中 最近になり、

“ あ~ぁ… 猫飼いたいのかなぁ私… “

 

そんな感情が一瞬

ふとした時に芽生えるのだ

 

だけど その感情はすぐに打ち消される

 

フクでなきゃ嫌だ…泣 

 

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生前フクが使っていたゲージ、ベッド、

ブランケット、キャットトンネル

爪とぎBOXもそのまま…

 

キャットタワーは壊れてから買い替えて

あげれなくて土台の部分だけ

そのままになっている。

 

まだフクと私の共同部屋はほとんど

フクがいた頃そのままの状態。

 

フクの健康を少しでも良くしたいと考えて

毎日の飲み水は水素水サーバーで作った

水素水を飲ませていたが、

『まぁ、作って直ぐ飲むとも限らないけど(笑)』

その行為も今もなお、朝と夜 水素水を作り

フクの祭壇にお供えするのが日課である。

 

猫をまた飼いたいの話だが、

フクを飼う前からの先住猫が我が家には

居るのである。

それなのに飼いたいのかと時折思う感情。

 

 何かがちがう というか…

 

なぜ そうなる…?

 

人に話すと「今居る猫ちゃんを可愛がりなさいよ!」

 

まぁそうなんだけどね…

 

解っているんだけどね…

 

今居る猫も十分可愛いよ。

 

でも違うんだよね…

 

自分でもまだ困惑するんだよね

 

一軒家で他に家族いるけれど、

フクが心許していたのは私だけ。

 

だから余計に他の猫 (当時は2匹)

とはいつの間にか距離を取っていた。

 

他の猫の匂いがすると

フクが嫌がるだろうと思って。

 

白血病エイズのダブルキャリアで

あったフクは初めから私の部屋に隔離して

二人(?)だけで共に生活してきたのだから

この絆、私の思いはそう簡単に手放せない…

 

簡単ではない…というか…

手放したくはない…

 

今まで猫は何度か飼っているが

一部屋に隔離して飼うのが 

初めてであったフクは私にとって

それはそれは特別な存在だった。

 

それに仕事が業績悪化の連続で

精神的に辛い日々でもフルがいてくれた

お陰で気持ちを奮い立たせてくれて

何とか日々頑張ってこれたのだ。

 

その私の中の特別はそのままの状態を

保っていたいと願う…

今はまだ…

 

もうすぐ春になる

 

フクの一周忌は4月29日

 

49日合同法要はコロナウイルス感染症

防止のため飼い主の出席は叶わず

ペット霊園での住職さんによる

法要の様子をYouTube

視聴する形となった。

 

今やオンラインでの行事が当たり前に

なっているとはいえ、やはり供養における

厳粛な雰囲気を体験する特別な意味というか…

 

生前愛したペットの姿が

脳裏によみがえり、

込み上げてくる感情が徐々に

抑えきれなくなってくる

 

お経の間の少しの沈黙の中、

その無音の中で

すすり泣く音だけが響く

 

フクより前に飼っていた猫の

ペット霊園での合同49日法要に

参加した際体験したが、この時の私も

住職さんからのお言葉が始まると

こらえきれず涙が溢れ出し

鼻をすすっていると

他の飼い主さんもまた同様に鼻をすする

音が聴こえてくる…

 

あぁ…みんな悲しみは同じ…

 

会話こそないがこの空間の中で

同じ悲しみを共有しているんだなぁ…

 

住職さんのお言葉の中で

「いつかまた天国で会える日まで

気を長ーくして待っていてね!」

 

その言葉を噛みしめ、また夜は明け

日々が過ぎていくのだと痛感する

 

いつまでも引きずってはいけないと

思う反面、私にとって特別なフク。

 

ペットロスに襲われ辛い時間をも

今の私には必要というか、この経験の

先にきっと何かがあるはず…

  

心の整理は簡単にはいかないなぁ…

 

でもこうして文章にする事、

それを読み返す作業によって

自分の中で少しでも整理が出来るかも。

 

テレビで猫の番組を

やっていても 以前は喜んで

観ていたが、今はまだ無理だ

 

人から猫の話を聞くには

楽しいが、映像だとすぐフクを

思い出してしまう。

 

でもいつかこの感情を手放す時が

くるのだろうか…?

 

いや、別に手放す必要などないか…