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愛するペットを看取る時、後悔しないために ~前編~

 

愛するペットを失った直後は気持ちがもちろん動揺しております。

 

悲しみに打ちひしがれながらもペット霊園の予約、準備などがすぐ

頭をよぎります。

 

私は室内飼いした猫を2度看取ってきましたが、一番気にするのが

「死後硬直の過程」です。

 

我が家は猫ですが、初めての時は気も動転して亡くなった猫の

遺体の形を早く整えないと硬直してしまう…!

と どの位の時間で硬直するのかを調べる事すら頭に浮かばず早々と

霊園まで運ぶ箱に移してしまいました。

ちょっと考えたら分かりそうなんですけどね。

 

結果的には時間は十分にあったのですが…

 

それに遺体の向きも間違えていました。

 

火葬の時北枕にするのですが、 お腹を手前(左)にしないと

いけないのに背中を手前にしていたのです。

 

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 そのため霊園で向きが反対ですから向きを変えまましょうか?と

言われたのですが、身体をひっくり返すと下になって硬直してしまった

体毛の毛並みが乱れていて、これでは猫がかわいそうと思い、

向きは変えず そのままキレイな方で火葬してもらいました。

 

それと何よりも後悔したのが、亡くなって

まだ愛猫のぬくもりを感じていられるその大切な時間…

 

まだ魂がこの世に残っているとされる大切な時間・・・

 

死後硬直が始まるまでの限られた時間にこの腕で

抱きしめてやれなくて、最初に看取ったのんちゃんの時は

ひとりぼっちで逝かせてしまったのです…。

 

もう、愛猫の温もりは二度と感じることが出来ない…

 

猫は人の体温より温かいので日頃から感じている体温の感触と

冷たくなった感触とのギャップに悲しみが増していきます。

 

突然バタッと倒れ、そのまま亡くなったので、

その突然の出来事に気が動転してしまった為、ネットで調べる事すら

浮かばず、ただ ただ時間が過ぎて行ってしまいました。

 

2度目 愛猫フクを看取った時は、猫白血病だったので、覚悟をする

時間は十分にありましたが、それでいても、現実を受け止められなくて

亡くなった後の事を早々に考えたくないという心理が働くので

結果的に具体的な事はやはり 看取った後になりました。

 

翌日仕事を休んだので準備は出来ましたが…。

 

では、愛猫とのお別れまでを詳しく書いてみたいと思います。

 

 その腕で抱きしめてあげてお別れをした後  

 

① 先ず遺体を整える時まぶたを静かに閉じてあげて、手(前足)を

くっつくように接近させておく。

これは霊園で猫ちゃんに📿念珠を手に掛けてくれるので

手が離れないようにしてました。

 

② 保冷剤、コットン、ペットシーツを用意する。

 

死後硬直が早い部分を主に冷やします。

季節にもよりますが、死後硬直はおおよそ2時間前後です。

 

順番は、手足、腹部、頭部といううふうに広がっていきますので

それを念頭に置いて保冷剤を当ててください。

 

死後硬直の過程で体液や排泄物が流れ出る場合があるので、

ペットシーツを敷き、コットンで口、鼻の穴、肛門など

ふさいでおいてください。

 

ペット霊園で火葬する日にちを決める

① 悔いのないよう、共に過ごす。

 

1匹目の時、亡くなったのが夜だったので翌日朝連絡を入れた際、

霊園の都合次第ですが当日の午後13時頃空いていたので

当初はそれでお願いしていました。

 

・・・ですが、・・・

愛猫のその生身の姿のまま一緒に過ごす時間が余りにも

少な過ぎるよ~泣😿

 

しかも、その間お花を買いに行ったりするので時間が

どんどん過ぎてく…

 

慌てて霊園に連絡を入れ、まだ愛猫と過ごしたいので翌日に

変更してもらいました。私の場合は個別立ち合い火葬を

お願いしました。

これは 他のペットと一緒ではなく、スタッフさん立会いのもと単独で

お骨拾いも自分で行えます。

 

② ペット霊園に持参するフード、おやつ、綺麗なお花をたくさん

買って別に花束を作ってもらう。

 

先ずフード、おやつですが、火葬の時はビニール素材は、お骨に

影響が出てしまうので、事前に紙製の容器に移しておくことをおすすめします。

 

お花ですが、これも事前準備が必要です。

 

霊園に着いたらすぐに送る時の専用のゆりかごに遺体を移されます。

(料金プランに含まれる)

 

遺体の周りをキレイなお花で埋め尽くしたいので、

不要な茎や葉っぱは事前に切り落としておいた方が当日スムーズです。

 

生前愛猫が過ごしたお気に入りの場所に連れていってあげる

 

 一緒に寝たベッド、ひなたぼっこした場所、

家族と共に過ごしたリビング、キャットタワー、

思いつく全ての場所に連れて行き、話しかけ、しばしの時間を共有しました。

 

フクの場合は、保護した場所にも明け方連れて行き話しかけました。

 

“ ここで フクは育って、ここで私と出会ったんだよねって…。"

 

火葬場に持参する写真、愛猫への感謝の手紙を準備する

 

当日、祭壇に安置して火葬の流れを説明される間、フレームに入れた

写真を飾らせてもらい、また火葬が終わり、お骨を拾うまでの間も

写真をそばに置かせてもらいました。

 

写真も普段iPhoneのカメラロールに収めている為、写真サイズの光沢の

ある用紙を買いに行ったりと結構時間かかります。

 

日の火葬を控え、一緒に寝れるかけがえのない最後の時間

 

いよいよ就寝の時がやってきました。

 

本当は寝ないで朝まで起きていたい…

 

硬直してしまったその身体を抱っこしたり、思い出話をしたり・・・

 

溢れる涙とともに・・・

 

心から「ありがとう」を何度も何度も伝える。

 

朝がきてほしくないと願う・・・

 

でも、いつの間にか眠ってしまった・・・

 

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フクといつまでも…より