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フクの白血病~初期症状~

お腹の中の異常

 

それは突然の出来事だった

 

もう夜中になろうとしている時間

 

トイレに行っていつものウンチの体勢

・・・でも、出ないのだ…

 

フクも一生懸命にいきんでる…

 

すると、透明の液体がほんの少し肛門から

排出されるだけ。

 

フクはケロッとして砂をかいて

トイレから出る。

 

それから1時間も経たずに再びトイレへ

 

また同じ体勢をとるフク

 

いきんでる姿が苦しそうに見える

 

必死に出そうとフクのお尻が上下に

動いているが、出ない…

 

それを何度か繰り返している時・・・

 

聞いた事もない声でフクが鳴いた

 

「ゥオッン」というまるで人間が

吐き気をもようした時のような感じ

凄い低音で鳴くので私は驚いた

 

何度かいきんだがやはり何も出ない…

 

その間隔が徐々に短くなっていく…

 

これはただ事ではないと…

 

しかも、土曜の夜で明日は

かかりつけ医はお休み

 

急きょ日曜やっている動物病院を検索する

 

私はフクの健康管理日記を毎日つけていたが、

A4サイズの用紙はビッシリその様子が

記入された。

 

あまりにも急な事で焦る私

 

でも、本当は目に見えないだけで

フクの体内では白血病ウイルスが

悪さをずっと前からしていたにちがいない

 

ただ私が気付かないだけで、フクは

もっと前から具合が悪かったかもしれない

 

でも、まだその時は白血病に関係しているとは

思ってもいなかった…

 

翌朝一番開いている病院へ。

 

かかり付け医院は自宅から車で15分以内の

場所だが、今から行く病院はその倍以上かかる

為、具合の悪いフクにとっても相当な

負担となるので、それだけで気がかりだった。

 

道中、フクに話しかけながらを走らせる

 

車の振動がフクの体調を余計に

悪くさせているとも思えるほどだった。

 

ようやく着いて中に入ると

そこは犬専用と猫専用と待合室を

分けてあり、親切だなぁと思った

 

以前同じぐらい遠い距離を

走らせて行った病院は待たされたうえ、

犬がそばにいてワンワン鳴かれて

フクに怖い思いをさせたこたも

あったので、ほっとした。

 

触診でお腹を確認しても判らず、

尿とか便とか持参もしてなかったので

肛門から採取してもらい診てもらった

 

すると、芽胞菌というのが増えていると

いうことで、とりあえず抗生物質

出しておきますと言われた

 

芽胞金(がほうきん)・・・

初めて聞いたその名前・・・

調べると、腸内細菌のバランスが

乱れるとこの芽胞金というのが

増殖するらしい。

 

フクが白血病エイズの持続感染だと

伝えたが、今日の所は抗生物質

出しておくので様子を見るようにとの

ことだった。

 

この時初めて錠剤を処方され

服用させることになるが、

飲ませるのは初めてだと

不安を伝えた所、

ちゅーる投薬用というのがあり

院内で販売してるのを3本

買って帰った。

 

薬を猫に飲ませることがいかに

大変なのかを今後イヤというほど

思い知らされることになる・・・

 

2019年8月の出来事である

 

もうすぐフクが旅立ってから2年になる・・・

 

通常のちゅ~るよりもねっとりして錠剤を中に隠せる