MENU

フクが白血病って言われてもピンとこなかった私

f:id:fukutoitumademo:20200923153021j:plain

 

フクの抗がん剤治療が始まってから

もうすぐ2ヵ月になる

 

少しずつこの生活に慣れてきて、

ようやくブログを書いてみようと思った

 

7月末頃、最近ウンチに行く回数が

多いなと 思っていた所、突然トイレで 

排便の体勢の時鳴き出した

 

「ウオーンっ」 とか

「アオ〜ン」みたいに苦しそうというか

当の猫も違和感があるような感じの声…

 

オシッコの時は普通にやるので

膀胱炎ではない

 

それに頻繁にトイレへ行っては

力む時鳴いて 便は出ずに

ゼリー状のがお尻に付着するようになった

 

そのうち力むとグルグルと

オナラのような音を出しても

何も出ないような時もある

 

1時間おきくらいにトイレに行く…

 

気張るとき鳴いて出そうとするが

透明な液体がわずか出るだけ

 

食事もドライフードを食べにくそうだし、

パウチをあげてもスープだけ飲んで身の方は、

やはり食べにくそうにしている

 

今日は日曜日なので

かかりつけ医院が休診の為

経過を見て翌日行くか迷ったが

行かなかった事が後に後悔する羽目に

なるかもと考えたら、

日曜日やっている病院をネットで

見つけて連れて行った。

 

いつもより倍の距離でフクも

辛いかもと思いながら車を走らせた

 

熱はないとの事

お腹を触診してもらったが特に異変はない…

 

お尻から採取したものを

顕微鏡で見てもらうと

お腹の中の芽胞菌(がほうきん)という

悪玉菌の量が増えているのかも

しれないと言われた

 

ただ、便を持参したわけでなく

採取さした僅かなゼリー状の

ものを見ただけなので何とも

言えないような見解だった。

 

とりあえず、抗生物質と整腸剤を

1週間分出しておきますと言われ、

私は薬を飲ませきれないので

そういうと、ちゅーる投与用という

のといっしょに飲ませればいいと

始めは錠剤を丸ごと包んだが

失敗したので、砕いてから 

混ぜてたら食べてくれた。

 

f:id:fukutoitumademo:20201124143627p:plain

 

だが、このやり方は

二回目以降は拒まれてしまった。

味が違うと思ったのか?

猫の目の前で薬を出したら

気付かれるので別の部屋で

行なったが、断固拒否されてしまった。

 

猫は敏感なので飼い主のちょっとした

仕草で感づかれてしまうのだ。

 

それは、今後の私の薬投与で

嫌という程思い知らされることに

なるのである。

 

翌日、かかりつけ医へ受診。

 

前日までの経緯を説明したところ

エコー検査を先ず行った。

 

腸に何か詰まっているなら

手術して取り除く必要があると

言われながら、フクの腸の様子を

見ていく・・・

 

腸の周辺に水分が

沢山あり動きが悪く、さらに

リンパがほんの少し腫れているが

この炎症が治まれば腫れは引くかも

しれない。

腫瘍でなければいいが・・・という

主治医の言葉に段々不安になる

 

その日は抗生剤と腸の働きを

促進する注射を打った。

 

だが、状況は悪化をたどる。

 

熱も出てきて翌日受診。

 

血液検査の結果を聞いて唖然とはせず、

何故か私は取り乱しもせず至って

冷静でいたのだ。

 

白血球、血小板、赤血球全て減少。

 

白血病です…。」

その言葉の意味するところは

発症すれば助かる確率はほとんど無い

というこの事実の受け入れ拒否なのか?

言葉が出てこない…

 

フクが白血病を発症したなんて…

 

直ぐにでも治療をどうするのかをその場で

検討する必要があると、主治医は私の決断を

促すように優しく語りかける。

 

その治療とは…

 

抗がん剤”というワード…

…恐ろしいこの響き。

 

普通なら検討させて下さいと

そんな簡単に決断など出来ない

ものかと思うが、

抗がん剤を打ちながら

完治ではないが寛解を目指す方向か、

ステロイドだけなら、長くは持たないと

言われ、打つなら早いほうがいいと言われ

考えている時間なんてないと

即決しその場で投与。

 

投与後30分程は様子を

見ておかなければならないとの事。

要するに副作用など身体の変化がないかを

観察する必要があるのだ。

 

病院から帰り、待たされたのもあり

とても疲れたので、ただ

ぼ~っとしてたら急に

一気に涙が溢れ出し、声を荒げて

泣きじゃくった。

 

フクが側に居るのに、私は泣いてしまった…

 

帰宅してからベッドの下に隠れていた

フクが出てきて私の様子を見ているのに

気が付き、急いで涙を拭いた。

 

「ごめんね、フク。私が泣いたらダメね・・・」

 

こんなはずじゃなかった・・・

 

白血病エイズダブルキャリアでも

寿命を全う出来る…

 

私からフクを奪わないで!

私の寿命をフクにあげてください…

だから、お願い フクを助けて・・・

 

家で泣く訳にいかないので、毎日

仕事帰り車の中で大声で泣き叫ぶ私…

 

自分の感情をどこかで発しないと

メンタル崩壊しそう。

 

そんな日々である。