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愛猫フクの三回忌

2023年4月29日。

今日は猫白血病でフクが旅立って

3年が経過した。

 

白血病を発症したと診断された

2019年8月は、まだ新型コロナウイルス感染症

確認されていなかった。

 

その後何度も病院を受診するうちに

マスク着用が日常化した。

 

そのうち他国でペットに感染したという

ニュースを耳にしたことで一気に不安に

駆られたのを覚えている。

 

白血病エイズは犬や人への感染は無いと

事前に調べて知っていたが、

新型コロナウイルスとなると、先行きが

不透明な故、ただでさえ白血病

治療の事で頭がいっぱいなのにと、

この境遇を恨んだものだった。

 

また、動物病院の院長先生やスタッフの方も

コロナ禍での対応に気苦労されて

大変だろうと感じていた。

 

今でも時々お世話になった病院の前を通るが、

大きなガラス張りの中に座って診察の順番を

待っている飼い主さんの姿を見るたびに

当時を思い出してしまい、涙がこぼれる

こともある。

 

白血病ということで、受診待ちのワンちゃん、

猫ちゃんが多い時は、というかほとんど

私はフクと車の中で

順番が来るまで待機していた。

フクの番になると、院長先生自ら外に出て

順番だと知らせて下さり、そういう

気遣いも飼い主にとっては嬉しいものだ。

 

心地良い季節なら窓を開けていれば、車内も

快適なのだが、発症した8月の猛暑の中、

エアコンをつけて待機するのだが、

どうしても車のエンジンの振動が体調の

悪いフクにはとてもツラそうで、

特に白血病は高熱が出るので、

それはそれはフクに苦しい思いをさせたものだった。

 

年を越して寒い冬の場合も同じ思いをフクに

させてしまった。

 

だから、なるべく朝一番で受診できるよう、

病院の開く40分ほど前に駐車場で待機した。

時間帯によっては待たされる時は1時間以上の

日もあったからだ。

 

車の中で持参したおやつを与えたりしたが、

熱がある時はそもそも何も口にいないので

ただ私はフクに話しかけ、

「フクちゃん、キツイね…ごめんね。

もうすぐ順番だからね。」

と励ますことしかできない自分の無力さを

嘆き悲しんだものだった。

 

一番治療で辛かったのは、抗がん剤投与である。

その内容は次回書こうかと思う。

思い出すだけでツラい…

 

錠剤を上手く飲ませきれず、フクに苦しい思いも

いっぱいさせてしまった。

ネコちゃん、ワンちゃんの飼い主さんは、是非

健康なうちに我が家の子は薬を飲ませやすいのか、

暴れて難しい性格なのかを把握して、

サプリメントで練習しておいた方が絶対いいと思う。

 

特にステロイドは苦みがあり、口の中で

溶け出すと猫が飲み込むのを絶対拒否してしまい、

泡ぶくぶくになってしまい、可哀そうだから。

 

こうして振り返ると、私はダメな飼い主だった

んだと改めてフクに謝らなきゃいけない…

 

薬を飲んでくれず、泣きながら無理やり投与して、

フクに嫌われてしまう事もあった。

 

部屋にネットワークカメラを設置していて、

いつでも、勤務先からも見れるようにしていた。

 

フクに嫌われてしまい、私が二階の部屋に

上がってると、足音で気付き、さっきまで

私のベッドの上でくつろいでいたフクは一目散で

ベッドの下に隠れたのだ。

 

あまりのショックで私は泣き出すが、

一番苦しい思いをしてるのはフクなんだから

自分がしっかりしなきゃいけないって

言い聞かせ、フクの気持ちが落ち着くのを

待つことにしてあまり気にしないよう努めた。

 

数時間したらいつものフクに

戻ってくれてまたそばにきてくれた。

 

基本的には大人しい子で、動物病院で待ってる時も

健康な時からいつも大きな声を出すこともなく、

いつもおりこうさんだね!って先生の言葉を聞いていた。

 

久しぶりのブログ更新でフクのこといつも以上に

当時を思い出した。

 

神様、叶う事なら保護して来た日に戻して!

そして白血病エイズ陽性を陰転させる為に

もう一度私にチャンスを与えてください・・・

今度はきっと長生きさせてあげるからねフク。

 

やっぱり逢いたいよ・・・フク

大好きだよ、ずっとずっとね。