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愛するペットを看取る時、後悔しないために~後編~

~愛猫の葬儀を振り返って~

ダビにふされた愛猫

待っている間、頭によぎっていたのは

果たしてフクの骨はキチンと形を

成しているのか…?

である。

 

抗がん剤投与、ステロイドや抗生剤…

毎日の薬服用でフクの身体はボロボロに

なっていたに違いない…

だから、骨も火葬したら

お骨拾いといっても骨がボロボロに

なっているかもしれない…

こんな小さな身体にたくさんの

薬を服用させられて…

 

火葬が終わり、スタッフさんに促されて

ダビにふされたフクのもとへ…

 

恐る恐る中へ入ると…

 

ほとんど完璧にきれいな形で

フクに対面できました。

 

まるで骨格標本のような姿で…。

 

「あぁ…よかったぁ…

フクちゃん…すごいよ。」

思わず涙があふれ出てしまいました。

 

先ずスタッフさんがお骨のそれぞれが

どの部位に当たるかの説明をされ、

フクの爪の部分をペンダントお守り用に

別途テッシュの包みました。

 

一人でお骨拾いをするわけですが

骨壺を持ち帰るのでスペースの問題もあり

骨の全部をそのまま入れるとなると

大きい骨壺になるので、手元供養のサイズに

しましたがそのことでお骨を途中から

砕いて入れなければ最後の頭蓋骨は

原型のまま入らないのです。泣

 

「フクちゃんごめんね…」と謝りながら

砕いて押しつぶすのは辛かったですが

致し方ありません。

 

お骨拾いを終えてお世話になった御礼を

お伝えし、次の49日法要の日程などの

説明を受けてお見送りのため

スタッフさんも外に出られているので

玄関先で建物を背にフクと一緒に

写真を写していただきました。

 

自宅に着き、「フクちゃん、帰って来たよ。」

そう話かけながら玄関へ。

 

そこでまたスマホを出してビデオモードで

自撮りしました。

 

フクの骨壺を抱っこして日付、時間と

無事帰宅したと言っているマスク姿の

私の顔は泣き疲れ目が腫れている。

 

いつも2人で過ごしてきた部屋に

戻り「フク、我が家だよ。

ありがとうフク…これからもずーっと

一緒だよ。大好きだよ…フク…。」

 

まだ私はお空から見守ってねって言えず、

フクとココに一緒に居るんだ。

そういう思いでした。

 

帰宅してから思ったのは、

やはり病気の治療の事。

 

まだまだ出来ることあっただろうに…

私がもっともっと注意していたら

フクの寿命は延びたにちがいない。

 

こんな狭い部屋に閉じ込めて…

 

フクはきっと広い場所で思いっきり

走りたかった…

私が保護する前、自由に走り

回っていた時みたいに…

 

先住猫にワクチンを打って

いっしょに遊ばせていたら、

白血病を発症しなかったかもしれない…

先住猫の身にも何も起きなかったかも

しれない…

 

このことはフクを飼うと決意した

時からずーっと私の中に存在していた。

 

そう…私でなく他の誰か里親探して

隔離などせず広いお家でのびのび

過ごせる事がフクにとって幸せなんだ…

 

いつもいつも心の何処かに

引っかかっていた…

でも…連れて来ると決めた時はもう

すでにフクへの愛情が大きく

膨れ上がっていた。

 

フクを手放すなど考えられない…

【一度だけ血迷った行動をしてしまい

そうになりましたが…そのことは

最初の記事に書いてます。】

 

たら、ればが頭の中を支配する。

 

泣き過ぎて頭痛がしている…

 

そのまま眠ってしまいたい…

 

でも、そんな時に限って眠れないのだ。

 

ちょうどお昼だから少し何か口に入れてから

頭痛薬飲んだら眠くなるかもしれない。

 

フクが亡くなった事をかかりつけの

獣医さんに連絡しなきゃ…

 

あぁ…でも泣いて言葉にならないと

分かっていたので2~3日してからにしよう。

 

この時はまだ私は フクはもういない

という実感はさほど無く、今後自分は

ペットロスに必ず陥ると予感するも、以外と

大丈夫なのか…??

 

その時はそんな感覚だった。

 

だが…この後ツライ

フクちゃんロスがやってくることになる

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