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愛猫のんちゃんとの突然のお別れ〜VOL.4

 〜ペット霊園でのお別れまでの40時間 後編~

 

のんちゃんと過ごすの最後の夜。

 

お別れが刻一刻と迫る中、

のんちゃんが最後に居たリビングで家族皆んなで

のんちゃんの 身体を 撫でて、

それぞれ感謝の言葉をかけた。

 

のんちゃんといっしょに眠る最後の時間。

朝にならなければいいのに・・・

 
翌朝、いよいよペット霊園でのんちゃんを送ることになり家族皆んなでペット霊園へ出向いた。

 

私達が敷地内に着くとドアの前に既に

待機しておられ、やさしく丁寧な対応を

してくださった。

 

中に入ると直ぐに礼拝堂へ案内され、

祭壇にのんちゃんを預けた。

(表現合ってるかな…? )

 

先ず料金に応じた火葬の流れなどの説明があり

どのタイプの火葬にするかを

決めなければならない。

 

予めウェブサイトで調べてきてたので、

選ぶのには時間はかからなかった。

 

火葬の流れは料金ごと下記の通り。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

  ① 火葬は合同で行われ、霊園のスタッフ立会い

のもとで行われ、家族の立会いは無くお骨拾いも

無いがスタッフの方が責任を持って行う。

 これが一番低料金。

 

 ② 火葬は単独で行われ、スタッフが責任を

もってお骨拾いを行うが、

スケジュールの都合上、時間の指定は出来ない。

仕事などで立ち会えない人はこのコースに

する人が多そう。 

 

 ③ 家族に時間を合わせて予約でき、個別に

火葬の際の入棺に立ち会い、

お骨拾いも家族の手で行うことができる。

 

私達家族は③の立会い個別火葬をお願いした。

 

火葬までの流れの説明を受けた後、

礼拝堂へ案内され、そこで連れて来るまで

のんちゃんが入っていた箱から

ゆりかごセットとよばれる最後のお別れの

時専用のお棺に収められる。

 

籠のキャリーバスケットに真っ白なサテン生地を

あしらった可愛いゆりかごに収められ、

のんちゃんの手には小さな数珠がかけられた。

 

既に泣いていた私だが、

" ああ、これで本当にお別れなのだ…"

とより一層涙が溢れ出て、私があまりに 泣くので

スタッフの方も堪えておられる様に思えた。

 

のんちゃんが亡くなった経緯を話し、

私がのんちゃんの健康管理が行き届かなかった

からだと発言したら、スタッフの方は

「 のんちゃんは寿命を全うされたんだと

思います。」

 

そう、おっしゃって下さり、

私は救われる思いだった。

 

話は戻るが、数珠を掛けた後、持って来た

キャットフードをいっしょに入れてあげ、

(やはりビニールに入ったフードは出して

紙コップなどに入れ直した。)

 

手紙も入れて、お花で飾ってあげた。

 

私がさっきまで涙を拭いていたタオルハンカチ

もいっしょに入れた。

 

最後に首輪を外して形見として持っておく人も

多いと聞き、 だけど、我が家の一員として

旅立つわけだから、首輪は

つけたままがいいのか、とても

悩んだが、結局形見として持ち帰ることにしたが、

今だにどちらが良かったか分からないでいる。

 

礼拝堂でお別れの準備が整い、

いよいよ敷地内の火葬場へと案内された。

 

私は持って来たのんちゃんの写真を飾らせて下さいとお願いして、火葬する間写真を置いてもらった。

 

約1時間程火葬が終わるまでの時間、 

スタッフの方と時折お話しをしながら 

持ち帰る骨壷のサイズを決めることに。

 

お骨を原型のまま入れるとなるとちょっと

大きなサイズになってしまう。

 

そうなると、狭い我が家では置き場所に 

困りそうだから大きいのではなく、

猫用はこのサイズが皆さん選ばれますよ

という大きさに決めた。

 

側に納骨堂があり、そのまま納骨堂に

預けてもいいし、後からいつでも預けに来て

いいとの事だった。

 

約1時間ほどで火葬が終わり、お骨拾いに

火葬場へと案内された。

時間は定かではないが確かそう記憶している。

 

荼毘に付されたのんちゃんとの対面・・・

 

飼い主のせいで肥満となりどこか悪かったに 

違いないのんちゃん。

 

骨はきっともろく崩れているだろう・・・

 

だが、スタッフの方が驚いて話された。

 

" 普通高齢の場合ここまで綺麗に残らないんですが、

のんちゃんはまさに標本のように綺麗に

原型が残りました。"

 

私達ものんちゃんと対面し本当に標本のように

それはそれは綺麗に形が残っていた。

 

その姿を見てまた涙が溢れ出た。

 

…骨壷に無理やり押し込むのが気が重い。

 

スタッフさんから部位の説明を受けながら

骨壷に収めていき、前足と爪は別にして

お守りとしてカプセル型キーホルダーにと

テッシュに包んで私がもらった。

 

最後に日付と名前を記入し火葬を終えた。

 

今日の料金に次の49日法要まで

含まれているので49日法要の際は

のんちゃんのお骨を持ってくるだけでいい

との事である。

 

49日法要のことはまた今度綴りたいと思います。

 

こうしてのんちゃんを送り、このペット霊園に

お世話になり本当によかったと心から思えた。

 

悲しく辛い思いをしている私達に

寄り添って終始対応して頂き、 

辛い中でも救われる思いであった。