子供の頃から猫は飼ってきたが、昔は自由に
外を行き来出来て去勢や避妊手術もせずの
状態だった。
まぁ子供だしお金ないし、かといって親が
そういう知識も関心もなく情報もない時代
だったので当時はそれが当たり前だと思っていた。
だからいつの間にか猫が帰って来なくなる
こともあった。
田舎なので亡くなった時は敷地内の畑に穴を
掘り埋葬し、墓石の代わりに
その辺にある大きめの石を置いた。
当時の家庭の状態では生活費、学費、家のローンもあったであろう…
そもそもペットにお金をかけるという考え自体が
我が家にはなかった。その後も同じように
外へ自由に行き来できる飼い方で、
いなくなっては次の猫という風であった。
そもそも動物病院は現在は住んでいる地域に
多数存在するが、私が子供の頃はめったに
見かけなくて昔は犬猫病院と呼んでいた。
もともとは産業用の家畜の為に開設されたのが始まりなんだとか。
そういえばペット霊園なんかも沢山建ち始めた
のは近年ではないか。
あ~そうそう、ペットショップだってそうだ。
子供の頃木造建ての何とな~く薄暗い雰囲の
ペットショップでインコやハムスターなどを
親に買ってもらった事がある。
今思うと、親が子供の遊び相手を出来ないから
代わりにペットを与える目的も
あったのではないか…
現代では家族同然の存在になっているが
昔は人間とペットとの関係は
わりと希薄だった、そんな気がする。